なぜ手入れが必要か
フェイクファーはお手入れのしかたがかんたん。しかし、本毛皮になると、お手入れ方法に気を使います。脂分がつくと嫌がる。猫は手で触られるのが嫌いです。それを毛づくろい(グルーミング)して汚れを落とそうとします。
脂分が劣化させたり、菌類などを繁殖させるので落としたほうがよいでしょう。ホコリも菌類などと、毛皮にとってダメージになるものを含んでいます。
買取に出すときでは、お手入れしてあるほうが高い評価を受けます。少しでも高く売りたいなら、普段から手入れをしておくとよいでしょう。
お手入れ方法とは
水や洗剤を使わない方法なら、ブラッシングです。優しく扱って、抜け毛を防ぎましょう。
汚れが多くなってきたら、手洗いです。これも洗剤を選んでおきます。天然の洗剤などを使います。水洗いだけでもよいでしょう。脂分、汗汚れなどが多い時は洗剤を使います。
元々動物の毛には脂分がついています。これが水をはじいたり、良い効果もあるものです。洗剤を使ってしまうことで逆効果もあります。
水洗いでもよいでしょう。タオルなどで水拭きもよいです。毎日のお手入れには、水拭きでもじゅうぶんです。
マフラーの事情
マフラーは小さいので、洗うのはかんたん。しかし首などで汗や皮脂汚れなどがつきやすいものです。何日も放置していると、見るからに汚れが浮いてきます。
小さいので、乾拭きや水拭きやブラッシングなどがやりやすいはずです。汚れが目立たないうちに清掃しましょう。
マフラーは買取に出すつもりだと、商品価値を落とさないことです。一般的に、衣類などは販売直後が査定額が高いものです。有名ブランド品、高級品などは価値が下がりにくくなります。
ドライヤーは良い悪い?
人の髪の毛では、「ヘアードライヤーは髪を痛める」と言われています。これは勘違いしやすいのですが、ドライヤーじたいが悪いわけではありません。
温度が高くて、乾燥した空気を当てることで髪の毛は傷んでいきます。毛皮製品でも同じように、熱風を与えるのはダメージになります。
ドライヤーは冷風を送るとよいとされます。乾燥機でも温風で乾燥させるので、毛にとっては厳しい環境。扇風機のように冷たくて乾燥していない風ならダメージが出にくいでしょう。
ヘアードライヤーは熱風をおくりがちです。マフラーでも、早く乾かしたいからと乾燥機を使ってしまうと悪いのです。
管理方法とは
買取に出すつもりなら、保管方法に気を使いましょう。防虫剤を入れてしまっておくのがよいとされますが、通気性のないところで締め切っておくのは保管が悪いです。
天然の毛皮。これはたまには外に出してカビなどをふせぐために、陰干ししたりお手入れをするとよいでしょう。押入れやタンスにしまったままでは保管状態は最悪。
軽くでも良いので汚れや菌類などを防ぎます。この少しのお手入れで、長持ち。買取に出すときでも、価値が変わってきます。来年使いたい。しまったままでは、来年に悪くなっていて虫食いやカビなどが出ていてにおいも悪くなっていることも。
普段使いとしても、お手入れ方法が大事です。近所のクリーニング店でいいのか、宅配クリーニングなどで、毛皮を大事に取り扱えるところを探すのもよいでしょう。